トレンドともいえるプログラミング言語とは

プログラミング言語にも、流行り廃りやトレンドがある。日進月歩のIT業界では、プログラミング言語も次々と登場する。20年前に覚えた言語が、今では全く使用されないこともざらだ。近年、注目されている言語はPythonやRuby、Swiftだ。PythonはAI分野で名声を広め、Rubyは国内のプログラミングスクールで教えているところが多い。SwiftはApple製品で使用できる、IOSやMacOS専用の言語だ。それでは、それぞれの特徴を見てみよう。

PythonはAI向けの外部ライブラリが非常に豊富で、ディープラーニングもGoogleがライブラリを提供している。将来的にAI分野に進みたいのなら、選択肢はほぼPython一択となるだろう。特徴としては、読みやすく書きやすい点が挙げられる。オフサイドルールにより、誰が書いても同じコードになるためだ。書きやすさや読みやすさの点では、Rubyも優秀だろう。学習コストが低く覚えやすいのも、Rubyの大きな特徴の1つだ。Swiftは2014年にAppleが発表した言語で、iPhoneのアプリなどを開発したいなら必ず学んでおきべき言語である。

ここでは、PythonやRuby、Swiftを取り上げたが、近年のトレンドの言語には1つの傾向を見つけることが可能だ。それは、学習コストが大幅に抑えられ、覚えやすく書きやすいことである。だからこそ技術的な要素よりも、将来性や言語の特徴などをじっくりと見極め、検討するべきだ。このように、トレンドの言語であるかどうかにも注目したいが、自分がどの分野で何をしたいのかによっても変わってくるだろう。